民事再生 個人再生 とは

民事再生(個人再生)とは

方針を決めて進む

 

民事再生は住宅ローンを除外して、他のローンを元本カットできる債務者にとって都合のいい債務整理です。
しかし、債務カットを飲まされる債権者が黙って応じてくれるとは限りません。任意整理のような定型的な決着ではないので、債権者との交渉は大変です。

 

民事再生は効果がある

民事再生とは民家再生法という法律に基づいて債務整理をします。長期にわたる債務整理になることが多く、かつ交渉がタフになりますから、弁護士に依頼しないと無理です。

 

ただ、同じ法律による債務整理である自己破産に比べて、債務整理対象の融通が利きやすい点は一つのメリットです。特に住宅ローンを別扱いできる点は、住宅を手放さず自己破産をしたい人にとっては「ありがたい」の一言に尽きます。

 

元本カットで現実的な返済ができる

民事再生は法律に基づく債務整理なので、大掛かりな債務整理が可能です。つまり、元本カットをします。

 

債務整理の中でも負担が少ない方法として任意整理が挙げられます。1か月程度で終わり、弁護士報酬も少額ですが、元本カットではなく利息の減免に過ぎません。

 

それに比べると民事再生は強力な債務整理だと言えます。

 

住宅ローンの特例がある

また、民事再生には住宅ローンの特則があります。住宅ローンまで債務整理の対象にしてしまうと、銀行は住宅を競売にかけて最低限の金額を回収してしまうので、債務整理の意味がありません。

 

自己破産であればこのようにことになってしまいますが、民事再生であれば住宅ローンを切り離すことができるため、このような事が起きません。

 

民事再生は交渉が基本

 

進む道が見えてくる

 

ただ、民事再生は元本カットをするため、債権者である消費者金融などの抵抗が非常に強いです。そのため、交渉が長引きます。

 

先ほど紹介した任意整理は利息をカットするものの、元本は返済してもらえます。しかし、元本までカットすると損失が生じるため簡単に応じるわけにはいきません。

 

自己破産とは違う

とはいえ、同じ法律に基づく債務整理であっても、民事再生は自己破産と大きく違う点があります。住宅ローンに限らず、他の債権者が同意すれば債務整理の対象を限定することも可能です。

 

不動産を含めた財産の処分などと引き換えにすべての債務を免除する自己破産とは違います。

 

債務整理に強い弁護士が必要

ただ、融通が利く債務整理は、同時に采配が難しいことも意味します。つまり、民事再生は債務整理に相当強い弁護士でなければ任せられないのです。

 

ただ、そのような弁護士に依頼すれば、自分の思い通りの結果になるでしょう。

 

民事再生に必要となる費用と時間は

 

必要な費用が気になる

 

メリットもデメリットもある民事再生ですが、費用も時間もかかることは覚悟する必要があります。

 

費用が掛かるのは仕方ないとしても、時間がかかるのはストレスの原因の一つでしょう。任意整理や自己破産のように、着地点がある程度予測できるのであれば待っているだけですが、民事再生は返済額がどの程度に落ち着くかが最後までわかりません。

 

弁護士が定期的に連絡をくれますが、不安な日々を過ごすことは覚悟する必要があるでしょう。

 

自己破産より高い費用

債務整理の費用は依頼する弁護士、法律事務所によって意外に差があるのですが、民事再生の費用は概ね40万円から60万円、場合によってはもっと高くなる可能性があります。

 

ちなみに自己破産も個別のケースにより違いがありますが30〜50万円と言われます。時間と手間がかかる分だけ費用がかさむのは仕方ないでしょう。

 

民事再生の手続が開始すれば、債務弁済がストップします。そのため、その間に毎月の返済額で弁護士報酬を支払えばいいのですが、それでも全額は難しいでしょう。

 

分割払いが可能ではありますが、民事再生が決着して返済が再開してからしばらくの間はちょっと支払が厳しくなるでしょう。

 

自己破産より時間がかかる

また、民事再生は自己破産より時間がかかります。自己破産は、手続が定型的なので、債権者の申立などの期間を除けば手続に要する期間は短いです。そのため、3か月程度で全ての手続が終了します。

 

これに対し、先ほど述べたように民事再生は6か月程度かかることを覚悟する必要があるでしょう。

 

民事再生は選択することが難しい債務整理です。融通が利くだけに、債権者から異議などが激しく交渉が難航します。そのため、着地点が見づらいような場合は、民事再生を選択することが危険なこともあるでしょう。

 

このあたりの判断は、経験豊かな債務整理を得意とする弁護士しかできません。

 

自己破産を避けたいときに最適な債務整理

民事再生と自己破産は、どの債務整理にするかを選択する際に両方とも検討されるようです。

 

民事再生のデメリットが多ければ、自己破産を選択することがあります。住宅ローンの残額が少なければ、民事再生はかえって不利になるため、任意売却と呼ばれる自宅の売却を勧める場合もあります。この判断は非常に難しいです。

 

ただ、民事再生の手続を進めていき、住宅を残して他のローンの弁済を最低限にとどめることができれば大成功です。このような結果をもたらすことができる弁護士を探したいものですね。

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