第二の人生で失敗を繰り返さない
債務整理によって自己破産を申し立て、免責までたどり着くことが出来れば、そこから先は借金から解放された、新しい人生が始まります。借金の取り立ての電話も、家に担当者が来る心配もなくなるのです。
しかし、借金がなくなったのは、そのように定められた法律のおかげだということを忘れてはいけません。
自分の力で借金問題を解決したわけではありませんから、ここで勘違いをしてしまうと同じ失敗を繰り返すことになるかもしれません。
民事再生や任意整理などの他の方法とは違い、自分では返済をしていないのです。免責と認められずに却下されていたとしたら、借金苦から逃れることができず、いまだに返済を続けていたことでしょう。
では、2度と借金生活に陥らないためにはどうしたらよいのでしょうか。それにはまず、自分の身の丈に合った生活というものを、改めて考えてみることから始めるべきでしょう。
これまでのように、足りなくなったら借りる、という考え方ではダメなのです。
自分の経済力を超えた生活を続けたために借金が返せないほどにまで増えてしまったのですから、金銭の管理の仕方をガラッと変えないことには始まりません。
その能力の欠如が自己破産の最大の要因であることを認識し、以後は収入の範囲内でやりくりする力を身につけていかなければなりません。
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